4Dや4D Serverと同様に、4D Viewはクロスプラットフォーム対応です。つまりMacOSで作成された4D Viewを使用しているデータベースを、変更を加えることなくWindows上で開いて使用することができます(その逆も同じです)。もちろん、これらの組み合わせは、ソフトウェアのバージョンが適切である場合にのみ有効となります。
しかし、クロスプラットフォームの4Dデータベースと4D Viewドキュメントを管理するには、MacOSとWindowsオペレーティングシステムの相違に関連した一定のガイドラインに従う必要があります。
次の表は、標準の4D Viewドキュメントに対するMacOSおよびWindowsファイルの対応を示しています。
ドキュメント | Mac OSタイプ | クリエーター | Windows拡張子 |
4D Viewドキュメント | 4DPV | 4DSP | .4PV |
4D Calc ドキュメント | 4DC | 4DSP | .4DC |
SYLK 2.0ドキュメント | TEXT | 4DSP | .TXT |
タブ区切りテキスト | TEXT | 4DSP | .TXT |
HTMLドキュメント | TEXT | 4DSP | .HTM |
以下のガイドラインは重要なので、心に留めておいてください:
- MacOS 上では、4D View はタイプとクリエータを使用してドキュメントを識別します(例えば、タイプが4DPV でクリエータが4DSP であれば、4D View ドキュメント)。パス名を記述するには、ディスク名とフォルダを":" (コロン) を使用して区切ります(例: "MyDisk:Folder1:Folder2:MyBase")。
- Windows上で、4D Viewは拡張子を使用してドキュメントを識別します(例えば拡張子が.4PVであれば4D Viewドキュメント)。パス名を記述するには、ディスクを表わす文字と"\" (バックスラッシュ、日本語環境では円マークで表示される場合もあります) 記号を使用して(例: "D:\Directory1\Directory2\Mybase")ディレクトリを区切ります。
- MacOS上で作成した4D Viewドキュメントは、拡張子付きで保存されていればWindows にコピーして直接開くことができます。例えばドキュメント"MyDoc"が"MyDoc.4PV"という名前で保存されPCにコピーされた場合、変更せずにドキュメントを開くことができます。
- Windows上で作成した4D Viewドキュメントは、何も変更せずにMacOSにコピーして開くことができます。
4D Viewはサーバープラットフォームに関わらず、Mac OSとWindowsクライアントマシン両方で、ユーザーに対し完全に透過的にテンプレートを管理します。
- Mac OSでサーバーが動作している場合、テンプレートは“AreaName_”と命名されます。
- Windowsでサーバーが動作している場合、テンプレートは“AreaName_.4PV”と命名されます。